IBJのお見合いのお断り理由「価値観が合わない」の正体|60件以上・断る側も経験した男性が解説
IBJのお見合いのあと、相談所から届いた返事は「価値観が合わないため、お断り」でした。
1時間ほど話しただけで、どの価値観が違ったのか。会話はそれなりに続いていたのに、何が悪かったのか。直すところがあるなら、具体的に教えてほしい。
僕はIBJで60件以上のお見合いをしてきました。断られた数は数え切れません。一方で、こちらから断ったお見合いも全体の4分の1ほどあります。つまり、この「価値観が合わない」という言葉を受け取る側と、出す側の両方で何度も経験しています。
先に結論です。
「価値観が合わない」は、価値観の中身の話ではありません。「もう一度会いたいとは思えなかった」という感覚を、相談所で使える無難な言葉に置き換えたものです。
だから、「どの価値観が違ったのか」を探しても答えは出ません。探す場所が違います。この記事では、断る側に回って見えた「この言葉ができるまでの流れ」と、届いた言葉から本当に読み取るべきものを書きます。
入会から仮交際までの流れを通しで知りたい方は、30代男性の婚活全記録もあわせて読んでみてください。
IBJのお見合いで届く「価値観が合わない」は、理由ではなく封筒
断る側に回って分かった、言葉ができるまでの流れ
僕が相手をお断りするとき、頭の中にあるのは「価値観」という言葉ではありません。もっと生々しい感覚です。
- 結婚したい理由を聞いても、はっきりした答えが返ってこなかった
- こちらが聞くばかりで、相手から質問が一度も来なかった
- 「なんとなく婚活をしている」ように見えた
- 悪い人ではない。でも、もう一度会って話したいとは思えなかった
問題は、これをそのまま相談所に伝えられるか、です。
「結婚への温度が低そうでした」「質問が一度も来ませんでした」とは、なかなか書けません。相手を傷つけますし、相手の担当者の印象も悪くなります。結果として、誰も傷つかない言葉が選ばれます。それが「価値観が合わない」「フィーリングが合わない」です。
IBJ公式の解説でも、実際に会って「何か違う」「何となく合わない」と感じるケースを「フィーリング(価値観)」とひとまとめに書いています。つまりIBJの言葉づかいでは、価値観とフィーリングはほぼ同じ意味です。
参考:IBJ「お見合いでお断りされてしまう理由を男女別に解説」
届くまでに、担当者を2人経由する
もう一つ、受け取る側が知っておいた方がいいことがあります。お断りの言葉は、相手本人から直接届くわけではありません。相手が自分の担当者に伝え、その担当者が僕の担当者に伝え、僕の担当者が僕に伝えます。
僕自身は、断るときにできるだけ具体的に書くようにしています。「こちらからの質問が中心になり、お互いを知る会話になりにくかった」「結婚を希望する時期に差があった」といった、行動に絞った書き方です。改善できることなら、曖昧な言葉より具体的な方が相手の今後に役立つと思うからです。
ただ、それがそのまま相手に届いているかは分かりません。途中で角が取れている可能性は十分あります。
だから、届いた「価値観が合わない」は、中身を抜いたあとの封筒のようなものです。封筒を何度眺めても、中身は分かりません。僕も、断られた理由の半分くらいは今振り返っても分かりません。それは振り返りが足りないからではなく、そもそも中身が届いていないからです。
封筒の中身は、だいたい3種類
では、中身は何なのか。僕が断った側・断られた側の両方を振り返ると、ほぼ次の3つのどれかでした。
1.結婚後の生活設計が具体的に違った(僕の場合は少数派)
子どもを希望するか、どこに住むか、共働きを続けるか、お金の使い方、家事の分担、親との距離感。こうした違いは分かりやすく、本来の意味での「価値観の違い」です。
ただ、僕の経験では、これが理由になったお見合いは思ったより少ないです。初回の1時間で、そこまで踏み込む前に終わることが多いからです。IBJの会員検索では、居住地や子どもの希望のほか、お金の使い方や家事分担などの結婚観も確認できます。本当に生活設計が違うなら、申し込みの段階である程度は見えています。
2.結婚への温度差(僕が断った理由の1位)
僕が相手をお断りした理由で最も多かったのは、外見でも年収でもなく、結婚への温度差でした。
結婚相談所に入っている以上、全員が同じ熱量だと思いがちです。でも実際は、すぐに結婚したい人、良い人がいれば考えたい人、周囲に勧められて始めた人が混ざっています。これはプロフィールでは分からず、会って初めて見えます。
こちらから質問しても話が深まらず、相手から僕を知ろうとする様子もない。そうなると、「この人は本当に結婚相手を探しているのだろうか」と感じてしまいました。そしてそれは、相談所には「価値観が合わない」と書かれます。
3.会話のテンポが噛み合わなかった(僕が断られたときの共通点)
僕が断られたお見合いを振り返ると、比較的多かったのは次の2つです。
- 僕が質問し、相手が答える。でも「あなたはどうですか」と返ってこない
- 仕事、趣味、休日の話が一問一答で終わり、広がらない
「旅行が好きです」「どこへ行きましたか」「北海道です」「いいですね」。形は会話でも、どこが楽しかったのか、なぜ旅行が好きなのかまで進まず、人柄が見えないまま時間だけが過ぎる。こういうお見合いは、断られることが多かったです。
2と3は、どちらも子どもやお金の話ではありません。でも、どちらも「価値観が合わない」と表現されます。届いた言葉が同じでも、中身は温度かテンポであることがほとんどです。
断られた側で気づいた、逆向きの温度差
ここまで読むと、「自分は温度が低く見えたのか」と思うかもしれません。僕の場合は逆でした。
僕は結婚への真剣度を知りたくて、住む場所や結婚後の働き方を早い段階で聞いていました。自分としては、将来を真面目に考えているからこその質問です。
これが一番はっきり出たのが、仮交際の2回目でした。ホテルラウンジで、「結婚後はどこに住みたいですか」「仕事は続けたいですか」と続けて聞いたとき、相手の表情がふっと曇ったのを覚えています。笑ってはくれていましたが、目が笑っていない。数日後、相談所から「他の仮交際の方を優先したい」と連絡が来ました。
このときの詳しい振り返りは仮交際が2件終了した理由に残していますが、同じことをお見合いの初回でもやっていました。
相手の側に立つと、こうなります。まだ人柄もよく分からない相手から、住む場所と働き方を確認される。「この人は私を見ていない。条件を見ている」。それは確かに、相手からすれば「価値観が合わない」です。
つまり、温度は低すぎても高すぎても、同じ「価値観が合わない」になります。僕は、温度の低い相手を断り、自分は温度が高すぎて断られていました。相性とは、どちらが正しいかではなく、二人の温度が揃っているかの話なのだと、両側を経験してようやく腹落ちしました。
「質問されない=脈なし」は、半分だけ正しい
相手から質問が返ってこないお見合いは、僕の場合、断られることが多かった。これは事実です。
ただ、相手からの質問がほとんどなかったのに、仮交際希望をもらったことも一度あります。初対面で緊張する人もいますし、聞く側に回るのが楽な人もいます。質問の数だけで脈なしと決めるのは危険です。
見るべきなのは数ではなく、温度です。1時間のうちに一度でも、相手が自分に興味を向けた瞬間があったか。「それってどういうことですか」と一段掘ってきたか。表情や相づちに変化があったか。そこを思い出す方が、質問の数を数えるより役に立ちます。
届いた「価値観が合わない」の読み方:1件では読まない
封筒の中身が届かない以上、1件のお断りをいくら考えても答えは出ません。僕も、断られた翌日はずっと考えていました。
僕が勧めたいのは、1件ごとに反省するのをやめて、次の5項目だけを記録することです。
| 記録項目 | 振り返る内容 |
|---|---|
| 会話のバランス | 自分と相手のどちらか一方だけが話していなかったか |
| 質問の深さ | 一問一答で終わったか、自然に話が広がったか |
| 自己開示 | 質問する前に、自分の考えも話したか |
| 結婚観の踏み込み | 初回から住居・仕事・お金まで聞きすぎなかったか |
| 結果と理由 | 仮交際希望かお断りか、相談所から伝えられた言葉 |
読み方のルールは一つです。
同じ項目に同じ印が3件続いたら、それは自分の癖。1件だけなら、それは相性。
僕の場合、「結婚観の踏み込み」は1件ではなく、お見合いでも仮交際でも繰り返していました。これは相性ではなく、直すべき癖でした。一方、「価値観が合わない」と一度言われただけのお見合いは、もう考えません。中身が届いていないものを考えても、答えは出ないからです。
癖だと分かってから変えたこと
変えたのは2つだけです。
質問の前に、自分の考えを先に話す
以前は「結婚後も仕事を続けたいですか?」と、質問から入っていました。今は、先に自分の考えを短く話してから聞きます。
僕は結婚後も、お互いに相談しながら仕事を続けられる関係が理想です。忙しい時期は支え合いたいと思っています。〇〇さんは、仕事と家庭について何かイメージされていますか?
先に自己開示をすると、相手だけが審査されているような空気が薄れます。聞いている内容は同じでも、面接ではなく会話になります。
初回に聞く結婚観は、きっかけと時期まで
初回のお見合いで確認する結婚観は、「婚活を始めたきっかけ」と「どのくらいの時期に結婚したいか」の2つにとどめています。住む場所、働き方、家計、家事分担は重要ですが、初回に並べると会話ではなく条件確認になります。まず「もう一度会って話したい」と思えるかを確かめ、続きは仮交際で少しずつ聞く方が自然でした。
この2つに変えてから、少なくとも以前より会話は自然に続くようになりました。ただし、仮交際の成立率が上がったと言えるほどの件数はまだありません。ここは誇張せず、今後も記録して確かめます。
会話そのものが続かないところでつまずいている場合は、お見合いで会話が続かない人へ|IBJ30代男が実践する4つのコツに具体的な質問例をまとめています。
女性の側から「会話がひどい」と受け取られやすい癖は、結婚相談所の男が「ひどい」と言われる理由の中で、僕自身の失敗と一緒にまとめています。
まとめ:「価値観が合わない」は、探すものではなく数えるもの
IBJのお見合いで「価値観が合わない」と言われたとき、断る側と断られる側の両方を経験して出した結論は次のとおりです。
- 「価値観が合わない」は、「もう一度会いたいと思えなかった」を無難に言い換えた定型句。IBJ公式も「フィーリング(価値観)」と同義で扱っている
- 中身は、生活設計の違い・結婚への温度差・会話のテンポの3種類。僕の経験では、温度とテンポがほとんどだった
- 温度は低くても高くても「合わない」になる。僕は温度の低い相手を断り、自分は高すぎて断られていた
- 届いた言葉は担当者を2人経由しているので、1件を深読みしても中身は分からない
- 5項目を記録し、同じ印が3件続いたものだけを直す。1件なら相性として流す
一度のお断りは、人格の採点ではなく、その相手との温度の差です。直せる癖は直す。相性の部分まで自分を責めない。そして次のお見合いへ進む。断る側にも回った僕が、今はっきり言えるのはここまでです。
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IBJのお見合いのお断り理由に関するよくある質問
IBJのお見合いで、お断り理由を詳しく教えてもらえますか?
担当者を通じて伝えられますが、相手本人の言葉がそのまま届くとは限りません。相手から相手の担当者へ、そして自分の担当者へと2人を経由するうちに、「価値観が合わない」のような無難な表現に丸められることがあります。僕も断られた理由の半分くらいは今も分かりません。気になる場合は担当者に聞きつつ、1件を深追いしすぎないことが大切です。
「価値観が合わない」と「フィーリングが合わない」は違いますか?
IBJの言葉づかいでは、ほぼ同じ意味です。IBJ公式の解説でも、実際に会って「何か違う」と感じるケースを「フィーリング(価値観)」とひとまとめに書いています。子どもやお金の考え方が衝突したというより、「もう一度会いたいと思えなかった」の言い換えと受け取る方が実態に近いです。
お見合いで相手から質問されない場合は脈なしですか?
僕の経験では断られることが多かったですが、質問が少なくても仮交際希望をもらった例が一度あります。質問の数ではなく、相手が一度でも自分に興味を向けた瞬間があったかで振り返る方が役に立ちます。
好感触だったのに断られるのはなぜですか?
会話が楽しく終わることと、もう一度会いたいと思うことは別だからです。また、真剣だからこそ結婚観を早く聞きすぎると、相手には「面接」に見えて、それが「価値観が合わない」と表現されることもあります。1件を深読みするより、複数回に共通する癖があるかを確認しましょう。
