26歳、経営企画課勤務。
社会人4年目という若さで、明るく快活な印象──。
小田急センチュリーホテル20階のラウンジで、そんな女性とお見合いをしました。
最初の印象は悪くありませんでした。
受け答えも丁寧で、笑顔も柔らかい。
ただ、会話を重ねるうちに感じたのは、どこか“自分の言葉”が少ないという違和感でした。
どうやら彼女は、親のすすめで結婚相談所に入会したようです。
「母が勧めてくれて」「親も安心している」と話すその様子から、
婚活が“自分の選択”というより、“家族の流れの中にある”ように感じました。
IBJの統計(2024年度成婚白書)によると、20代女性の入会は2020年比で約5倍。
背景には、親の支援や費用負担があるとされます。
それ自体は素晴らしいことです。
ただ、婚活で本当に大切なのは、“支援”よりも自分の棚卸し(=軸の整理)。
彼女がそこをもう少し掘り下げられたら、
きっと、もっと素敵な出会い方ができたのではないか──
そう思わせるお見合いでした。
この記事の結論:婚活の鍵は「棚卸し」にある
自分の軸がある人は、会話に説得力がある
会話の中で印象的だったのは、彼女の話がどこか“借りものの言葉”に聞こえたことです。
「優しい人がいい」「家族を大切にしたい」──
どれも正しい言葉だけれど、どこか本人の実感が伝わってこない。
婚活は、プロフィールではなく“自分の棚卸し”の質で差が出ます。
仕事・将来・生活観。自分を一度整理していれば、言葉の端々に自然と「芯」が出る。
それが、相手の信頼を生む一番の要素なんです。
データから見る「親支援型婚活」と“自立のタイミング”
20代の婚活が急増(IBJ成婚白書2024)
IBJの最新データでは、20代女性の入会が2020年比で約5倍。
この増加には、親世代の後押しや、早期婚志向の高まりが影響しています。
同白書では「自分の家族と同居を希望しない人」の成婚率が高いとも報告されており、
親の支援は力強い一方で、自立をどう描けるかが成婚の分かれ目になります。
親は応援してくれる。だからこそ“自分の言葉”を
オーネットの調査(2023)では、
「子どもの婚活を応援する」と答えた親が44%。
“親支援婚活”は今やごく普通のことです。
ただ、その支援を活かせる人は、自分で方向性を描ける人。
親の応援を受けながらも、「私はこう生きたい」というビジョンを語れる人は、
婚活でも圧倒的に強いです。
お見合いで感じた“棚卸し不足”と、私の気づき
「1.5馬力で支え合う関係」が理想
厚労省の調査(2023)によると、共働き世帯は全体の74.4%。
結婚=チームプレーの時代です。
私は、お互いに働きながら支え合える「1.5馬力以上の家族関係」が理想です。
しかし、彼女の話からは“生活を共に作る”というイメージがあまり見えませんでした。
そのズレが、今回のすれ違いに繋がったのだと思います。
でも、彼女には伸びしろがある
とはいえ、今回の経験を通して感じたのは、
彼女には“これからの伸びしろ”があるということです。
26歳という年齢は、まだ「結婚のリアル」が完全に見えていない時期。
リクルートブライダル総研の調査でも、女性が結婚を意識し始める平均年齢は27.4歳。
まさに、理想から現実へ切り替わるタイミングです。
もし彼女がここから少しずつ「自分の棚卸し」を進めていけたら──
どんな家庭を築きたいか、どんな関係を望むかを自分の言葉で語れるようになったら、
きっと次は、すごく魅力的な女性になると思います。
専任カウンセラーと1対1で面談ができる結婚相談所がおすすめ
婚活で「自分の棚卸しをきちんと、そしてより深く」行いたいなら、
専任カウンセラーのいる結婚相談所を活用するのが一番の近道です。
特におすすめなのが、IBJメンバーズ。
なぜなら、専任カウンセラーと1対1で面談ができ、
自分では気づかない思考のクセや価値観を、第三者の視点から整理してくれるからです。
自分一人で考えていると、どうしても「理想」か「現実」のどちらかに偏りがち。
でも、カウンセラーと一緒に“棚卸し”を進めると、
客観的なアドバイスをもらいながら、
「自分はどう生きたいか」「どんな結婚を望むか」を言葉にしていけるようになります。
婚活とは、相手探しの前に「自分探し」の側面もあるもの。
だからこそ、信頼できる第三者と向き合いながら、
結婚という目標に向けて、自分自身のマインドセットを整えることが大切です。
ちょっと試してみたい人には「ウェルスマ」もおすすめ
もし「IBJメンバーズは少しハードルが高いかも…」という方は、
ウェルスマという結婚相談所も非常におすすめです。
同じIBJ加盟の正規相談所で、
オンライン中心に手軽に始められるのが特徴。
「まずは相談所を試してみたい」という人には、
コスパもサポートバランスも良い選択肢だと思います。
まとめ:婚活とは“自分を見つめ直す旅”
婚活は、単に相手を探す活動ではなく、
自分の人生の棚卸しをして、次のステージを選ぶプロセスです。
今回のお見合いでは、
彼女がまだ“自分の棚卸し途中”にいることを感じました。
でも、それは決して悪いことではありません。
むしろ、棚卸しの途中だからこそ、
これからどんな価値観を育てていくかが見えてくる。
私自身も、そんな過程を含めて“人の成長”だと感じました。
婚活は「今うまくいくか」よりも、
「これからどう磨かれていくか」。
今回のお見合いは、その未来を考えるための、
とても良い一時間でした。

