今日は、新入社員と一緒に初めての現場同行を行いました。
現場での気づき、そしてまさかの「人生ヒアリングタイム」から「婚活アプリ論」まで、ちょっと不思議で濃い一日。
でも、このやり取りを通じて、営業という仕事の本質を再確認することにもなりました。
この記事では、新人教育と営業スキルの育て方、そして「選ばれる人」になるために必要な視点について振り返ります。
新人と一緒に現場をまわった2日目
今日は新人さんと一緒に現場を回った。入社2日目で、まだまだ緊張している様子だったけれど、思った以上に吸収力があって、なかなか頼もしい。
午前中は実際のお客様先をいくつかまわりながら、名刺交換の流れを見てもらったり、自社の製品がどんな形で現場に設置されているのかを見てもらったり。
やっぱり、カタログだけで覚えるよりも、現場で実物を見て感じるほうが理解は何倍も深くなる。営業の基礎って、こういう体験から始まるんだと改めて実感した。
ランチタイムはまさかの“人生ヒアリング”
営業同行もひと段落し、お昼は近くのカフェでランチ。ここからが、ある意味で今日のハイライトだったかもしれない。
「今までどんな人生を歩んできたんですか?」
突然そんな質問をされて、一瞬「面接か!?」と思ったけれど、彼女の真剣なまなざしに、こちらも真面目に答えてしまった。
これまでの仕事のこと、この会社に入った理由、人生で大切にしてきたこと──話してみると、自分の中でも整理がついてくるから不思議だ。
新人の“聞く力”が光った瞬間
彼女はうんうんと頷きながら、こちらの話を丁寧に聞いてくれた。商品知識はまだまだこれから。でも、人の話を聞き取って、ポイントをつかむ力は確かにある。
知識は後からでもついてくるけれど、“聞く姿勢”って、営業として大きな武器になる。そんな可能性を感じた。
カフェの会話がなぜか“婚活”の話に
家族構成の話から派生して、「実はまだ独身なんだよ」と言ったら、彼女の口から「意外ですね!」というリアクション。
そこからなぜか、Pairsやマチコンなど婚活アプリの話題で盛り上がることに。スマホ画面を見せながら軽く説明したら、「ちゃんと写真撮ってるんですね」と。
営業も婚活も“見せ方”がすべて
「そりゃあ、自分も“選ばれる商品”だから、ちゃんと見た目整えないと」と返すと、「確かに」と素直に納得してくれた。
どんなにいい人でも、見せ方が悪ければ伝わらない。これは商品でも人間でも同じ。営業と婚活って、実は本質が似ているのかもしれない。
今日という一日がくれた学び
知識がなくても、姿勢さえあれば人は伸びる。
話を聞く力、興味を持つ力、現場を楽しむ心。今日の新人さんには、そのすべてがあったように思う。
そして、そんな彼女と一緒に過ごした時間を通じて、自分自身の働き方や考え方まで、少しだけ見直すきっかけになった。
新人指導のつもりが、実は自分も成長させてもらっていた──そんな一日だった。