婚活をしていると、意外と悩むのが「お見合いの場所選び」。
服装や話す内容ばかりに気を取られがちですが、“どこで会うか”も立派な準備の一部です。
私はある日、品川駅すぐの「品川プリンスホテル」にあるロビーラウンジ・マウナケアを選び、お見合いに臨みました。
アクセスも良いし、ホテルラウンジなら安心だろう——そう思って下見を怠りました。
結論から言うと、失敗でした。
この記事では、その理由と教訓をお伝えします。
にぎやかすぎる空間、平日でもほぼ満席
訪れたのは平日の14時すぎ。
「平日なら空いているだろう」と油断していましたが、すでに店内は満席に近い状態。
さらに驚いたのが、外国人観光客やグループ利用の多さ。
周囲では英語や中国語が飛び交い、店内全体がざわざわとした賑わいに包まれていました。
初対面で緊張している中、声が聞き取りにくくなるほどの環境では、会話に集中できません。
お見合いなのに、レストランのようでした。これがまず一つ目の誤算でした。
客層がラフ。ホテルラウンジっぽさは薄め
品川プリンスホテルは確かに“ホテル”ではありますが、
実際にはファミリーや観光客をターゲットにしたカジュアル寄りのホテルです。
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Tシャツやサンダル姿の旅行者
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子連れのファミリー
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打ち合わせ中のビジネスマンたち
…と、ホテルというより“便利なカフェ”という印象が強く、
特別感や非日常感を期待して行くと、肩透かしをくらうことになります。
ラウンジ価格なのに、体験はカフェレベル
値段だけはしっかり“ホテルラウンジ”なのに、実際の体験はカフェとあまり変わらない——
ここにも大きなギャップを感じました。
さらに追い打ちをかけたのが、QRコードによるセルフ注文方式。
テーブルに置かれたコードを読み取り、スマホでオーダーするのですが、
通信がうまくいかなかったり、操作に戸惑ったりして場が間延びする。
初対面で印象をよくしたいお見合いの場で、バタつく自分が情けなくもありました。
補足:ケーキは美味しかったです
品川プリンスは婚活には不向き
あとから知ったことですが、品川プリンスホテルは
品川エリアのプリンスホテル3館の中で、もっともカジュアルな位置づけです。
ホテル名 | 格 | 雰囲気 | 向いている利用シーン |
---|---|---|---|
ザ・プリンス さくらタワー東京 | ★★★★★ | 和モダン・静寂・高級 | 婚約・記念日・フォト婚活 |
グランドプリンスホテル新高輪 | ★★★★☆ | クラシカル・庭園・落ち着き | お見合い・初回デートに最適 |
品川プリンスホテル(マウナケア) | ★★☆☆☆ | にぎやか・観光・回転型 | カジュアルな待ち合わせ向け |
つまり、私が選んだマウナケアは、最も婚活向きではなかったというわけです。
アクセスだけで選んでしまったことを、今は深く反省しています。
これは私の準備不足でもありました
正直に言うと、この失敗は相手が悪かったわけでも、ラウンジが悪かったわけでもありません。
“ちゃんと場を整える意識”が、自分にも足りなかった。
服装や話題には気をつかったのに、
「どこで会うか」という基本の部分を、私は完全に“なんとなく”で選んでしまったのです。
その結果、せっかくのご縁を深めることもできず、
印象がぼやけたまま、お茶だけして解散となりました。
だからこそ、あなたには同じ失敗をしてほしくない
婚活は、第一印象の連続です。
特に初回のお見合いでは、「この人は誠実か」「この人と話していて心地いいか」を見られています。
場所選びは、その印象をつくる舞台装置。
会話の内容や服装と同じくらい、慎重に選ぶ価値があります。
品川でお見合いをするなら“高輪側”を選ぶべし
次に品川エリアで婚活の場を選ぶなら、私は迷わずこう言います。
「駅から少し歩いてでも、グランドプリンスホテル新高輪へ行きましょう。」
特に「Lounge Momiji」は、静かで席も広く、
BGMも心地よく、会話に集中できる空間が整っています。
初回の出会いを丁寧に迎えたい人に、心からおすすめします。

まとめ:場所選びは、婚活の“沈黙のメッセージ”
「どこを選ぶか」は、「あなたが相手をどう思っているか」を伝えるメッセージになります。
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にぎやかでラフな場所 → カジュアルで軽い印象
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静かで落ち着いた場所 → 真剣で誠実な印象
場所ひとつで、伝わる印象はガラッと変わります。
私のような失敗をしないためにも、どうか“なんとなく”で場所を決めないでください。
その小さな選択が、次の出会いを大きく変えるかもしれません。