キャリアチェンジで知った“お金の流れ”
一年半前、私は転職エージェントの力を借りて新しい職場へ移りました。
面談から内定まで一切無料。あとで知ったのは、私の年収の約3割を企業側がエージェントへ支払っていたという事実でした。
「求職者はタダ、企業が払う」――この仕組みがあまりに鮮烈で、同じく人生の転機を扱う結婚相談所にも似たモデルがあるのでは?と気になり始めたのが今回の記事を書いたきっかけです。
支払い主が真逆になると、料金体系はこう変わる
転職エージェント | 結婚相談所 | |
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誰が払う? | 採用企業 | 利用者本人 |
お金が動くタイミング | 入社決定後、一括 | 登録時・活動中毎月・成婚時 |
目指すゴール | 入社&定着 | 成婚&満足度 |
転職では「人材が欲しい企業」が費用を負担し、求職者は原則無料でサポートを受けられます。
一方、結婚相談所は“結婚したい当事者”がサービスを買いに行くため、初期費用・月会費・場合によって成婚料を自ら支払うスタイル。ここが根本的に異なるポイントです。
成婚料の有無が教えてくれるサービスの深さ
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成婚料あり(10~33万円)
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代表例:IBJメンバーズ、サンマリエ
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専属カウンセラーが少人数を徹底サポート。最後に報酬を受け取るため、成婚まで伴走するインセンティブが強い。
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成婚料なし(0円)
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代表例:ゼクシィ縁結びエージェント、エン婚活エージェント
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AI紹介やオンライン面談が中心。会員数を増やし、月額課金で収益を確保するサブスク型。
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金額の差というより「どこまで面倒を見てほしいか」で選ぶのがコツです。
初期費用が高い所と安い所、そのお金は何に使われる?
費 目 | 高額プランで含まれる内容 | 低額プランでの扱い |
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プロフィール撮影 | プロカメラマン・スタイリスト同伴 | 自撮り or 必要ならオプション |
活動サポート費 | 戦略面談、DNA/性格検査、服装同行 | 申込後に個別追加 |
店舗コスト | 個室ブース、受付スタッフ | オンライン完結でゼロ |
カウンセラー教育 | 少人数制・研修費を前払い | 一人が大量会員を担当し圧縮 |
10万円超のプランは「スタートダッシュに投資して短期決着を狙う」イメージ。
5万円未満なら「お試しで始めて、必要に応じて後から課金」する流れが一般的です。
迷わないためのチェックリスト
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半年~1年活動したときの総額を計算する
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仲人型:40~70万円
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オンライン型:15~30万円
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自分の行動スタイルを見極める
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面倒を見てほしい → 仲人型
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自分で動ける → オンライン型
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返金保証や休会制度を確認する
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出会い保証、休会中の月額など“もしもの保険”は要チェック
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一歩踏み出す前に
転職エージェントで味わった「無料サポート」の感覚のまま婚活を始めると、料金表に面食らうかもしれません。
ただ、支払い主が違えばコスト構造も変わるのは当然。大切なのは自分に必要なサポートだけにお金をかけることでした。
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手厚い伴走を望むなら、成婚料のある仲人型で短期集中。
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まず行動量を増やしたいなら、低コストのオンライン型で気軽にスタート。
無料カウンセリングで具体的な費用内訳を聞き、半年分の総額とサポート内容を紙に書き出す――これだけで選択肢はグッと絞れます。
この記事が、あなたの婚活プランニングのヒントになれば幸いです。気づきがあったらぜひシェアしていただけると嬉しいです!