結婚相談所のサイトを見て回ると、目を引くのが大きく掲げられた “成婚率○○%” の文字。
「70%」「80%」「90%」。確かに高ければ高いほど、魅力的に見えますよね。
でも、私はある日こう思いました。

「この数字、本当に“同じ土俵の比較”になっているのだろうか?」
調べてみると、実はその “成婚率” という言葉の裏には、各連盟・相談所によって全く異なるロジックや定義が隠れていました。
あるところでは「真剣交際スタート」をもって成婚、別のところでは「プロポーズ・婚約」に至らなければ成婚と認めない。
母数を「入会者全員」「退会者のみ」「1年以内退会者」などで切るかどうかで、同じ数字がまったく違う印象を与えてしまうのです。
さらに、IBJ 連盟には「婚前交渉・宿泊・同棲」など、一定の行為に至った時点で“成婚扱い”とする仕組みも謳われています。〖IBJ加盟〗オンライン結婚相談所 ウェルスマ+1
TMS 系連盟では「平均 10か月で成婚退会」の実績を出す相談所が多いと紹介されており、成婚スピードを間接的にアピールしていることもあります。イベンツ
BIU 連盟は「成婚率 7割以上」の実績をアピールしていますが、その定義の曖昧さゆえ、裏側を確認することが欠かせません。ラポールアンカー
つまり、成婚率が高いから良い相談所、という見立ては非常に危ういのです。
このブログでは、IBJ を中心に他連盟(BIU・TMS・JBA・NNR・ONET 等)も比較しながら、「成婚率=高い」が安心材料とは限らない“数字の裏側”を解剖していきます。
最後には、IBJメンバーズを選ぶ理由としてのロジックもご紹介します。
数字で惑わされず、「本当に価値のある相談所」を見極める目を、一緒に養いましょう。
そもそも“成婚率”とは?──数字の裏にある罠
同じ“成婚”でも、定義がまったく違う
「成婚率」という言葉を使うとき、
各連盟が何を“成婚”と見なしているかで、数字の意味はまったく変わります。
| 定義パターン | 内容 | 傾向 |
|---|---|---|
| 真剣交際時点で成婚 | 交際開始で成婚扱い | 成婚率が高く見える |
| プロポーズ成立で成婚 | 婚約成立時点を成婚とする(IBJ採用) | 厳格な定義 |
| 婚前交渉・宿泊・同棲を成婚扱い | 成婚退会=実質的な結婚意思確定 | より現実的 |
| 入会者ベース | 全入会者を母数に取る | 成婚率が低めに出る |
| 退会者ベース | 成婚退会者 ÷ 全退会者 | 高く出やすい |
| 1年以内成婚率 | 1年以内に成婚した割合 | 短期実績アピール型 |
つまり、同じ「成婚率」でも、
どの母数・どの定義で計算しているかによって、実際の意味がまるで違うのです。
主要連盟ごとの成婚率・定義比較
| 連盟/団体名 | 公表成婚率(目安) | 成婚定義/算出基準 | 厳しさ |
|---|---|---|---|
| IBJ(日本結婚相談所連盟) | 約26%(全体)/IBJメンバーズ55.4% | プロポーズ=婚約成立を成婚と定義 | ★★★★★ |
| TMS(全国結婚相談事業所連盟) | 平均10ヶ月で成婚退会 | 退会者ベース。真剣交際・婚約含む | ★★★★☆ |
| BIU(日本ブライダル連盟) | 約70%(紹介サイト記載) | 母数・基準は非公開 | ★★☆☆☆ |
| JBA(日本結婚相談協会) | 非公開 | 定義明記なし。相談所により異なる | ★★☆☆☆ |
| NNR(日本仲人連盟) | 非公開 | 「結婚意思が固まった段階で成婚」 | ★★★☆☆ |
| ONET(オーネット) | 会員の約4人に1人が成婚退会 | 真剣交際=成婚扱い | ★★☆☆☆ |
| ナレソメ(NARESOME) | 約80%(公式データ) | 入会前に選別。面談通過率が低い | ★★★★★(入口選抜) |
ナレソメが高成婚率を誇る理由
入会前に「結婚できそうな人」だけを厳選
ナレソメの成婚率が異常に高いのは、
単純に“婚活がうまくいっているから”ではなく、
そもそも入会前の段階で“結婚適性”のある人だけを厳選しているからです。

ナレソメでは、以下のような入会フローを導入しています。
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入会面談で「結婚意思」「性格」「条件」をスクリーニング
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結婚が極端に合わない場合は“入会見送り”
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成婚コーチが毎週進行を伴走し、離脱を防ぐ
つまり、「婚活がうまくいきやすい人だけが入っている」構造です。
母数が小さい分、成婚率が高く見えるのは当然のロジック。
IBJが“厳しい定義の中でも高い”理由
プロポーズ成立までを「成婚」と定義
IBJでは「真剣交際」では成婚扱いにせず、
正式なプロポーズが成立した段階=婚約を“成婚”としています。
この厳しさがIBJの信頼性です。
真剣交際で終わるケースはカウントされないため、
“本当に結婚まで到達した人”だけが数字に反映されます。
入会審査・証明書提出が徹底されている
IBJ加盟相談所は入会時に以下の書類提出を必須としています。
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独身証明書
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年収証明書
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学歴証明書
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勤務先確認書類
これにより、「遊び目的」「既婚者」「プロフィール詐称」などが排除され、
真剣に結婚を考える人だけが集まる仕組みになっています。
データに基づく改善サイクル(成婚白書)
IBJは毎年「成婚白書」を発表し、
成婚年齢・期間・お見合い回数などを分析しています。
例えば2024年版では、
男性平均成婚年齢:38歳
女性平均:34歳
交際期間:平均4ヶ月
という結果が示されています。
これは「短期間での真剣交際→婚約」を支えるデータベースの結果です。
裏を返せば、“厳しい基準の中でこの数字を出せる”ことが、
IBJメンバーズが高く評価される理由なのです。
数字の高さより「定義の透明性」で選ぶ時代
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成婚率が高い=サポートが良い、ではない
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ナレソメは“入口で選別”しているため数字が高い
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IBJは“出口(プロポーズ)”で厳格に定義しているため信頼性が高い
あなたが見るべきは、“数字の表面”ではなく、
その数字がどのように作られているかです。
まとめ──数字の裏を読めば、結婚相談所選びは変わる
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各連盟の「成婚率」は定義も母数もバラバラ
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ナレソメは入会段階で選抜を行い、数字を高く保っている
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IBJは厳しい定義でも高成婚率を維持しており、データに基づいた支援が強み
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成婚率は“高ければいい”ではなく、“どう定義されているか”で判断すべき
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