婚活

行動経済学で読み解く婚活攻略法:30代男性が今知っておくべき心のクセ

30代になって婚活を始めたあなたへ。
なかなか思うように進まなかったり、「何を基準に選べばいいのか分からない」と感じることはありませんか?


実はそれ、あなたの“意志の弱さ”ではなく、人間誰しもが持つ思考のクセ=行動経済学的なバイアスが関係しているかもしれません。今回は、婚活に応用できる行動経済学の理論を4つご紹介します。

決定回避の法則:「選べない」から「選ばない」へ

人は選択肢が多すぎると、逆に決断ができなくなる傾向があります。
有名なジャムの実験では、スーパーで10種類のジャムを並べたときよりも、3種類だけを並べたときの方が購入率が高くなりました。

婚活もこれと同じ。
僕自身、以前は“とりあえずマッチした人全員にいいね返し”をしていましたが、結果的にどの相手と向き合えばいいのか分からなくなっていました。
今では、「趣味」「返信スピード」「生活圏」が合いそうな方のみに絞ってやり取りしています。
この方が、メッセージの内容も深くなり、返信率も上がる実感があります。

アンカリング効果:初回メッセージで印象は9割決まる

人は最初に受けた情報(アンカー)に影響を受け、その後の判断を行います。
婚活におけるアンカーとは、ずばり「初回メッセージ」。
定型文のような無難な挨拶ではなく、相手のプロフィールを読んで共通点を見つけ、それに触れる一言を添えるだけで印象が大きく変わります

僕の場合、「僕もつい最近○○に行ったんですよ!」といった共通体験をさりげなく入れるようにしています。
すると、プロフィールだけでは見えない“空気感”が伝わるのか、返信が来る確率が一段階上がった気がします。


単純接触効果:足跡や「いいね」は“匂わせ”として効く

人は何度も接触した相手に、親近感を抱く傾向があります。
婚活アプリで言えば、「足跡」や「お気に入り登録」「つぶやき」などがこれに該当します。

僕も定期的に気になる相手のプロフィールを見に行きます。
「ちょっと気になってるよ」という無言の好意を伝える手段として、案外バカにできません。

サンクコスト効果:「せっかくここまで来たのに」のワナ

人は、すでに投資した時間・労力・お金を「もったいない」と感じ、それに引きずられて合理的な判断ができなくなる傾向があります。
これを「サンクコスト効果(埋没費用バイアス)」と呼びます。

たとえば僕自身、5日間連続でやり取りしていた相手から急に返信が途絶えた時、「ここまで頑張ったんだから、もう少し待ってみようかな…」と粘ってしまうことがありました。
でも実際は、返信が来ない時点で“脈なし”のサイン。引く勇気を持つことが次の出会いに繋がります。

婚活は“心の経済活動”でもある

婚活は単なるマッチングではなく、感情や判断のクセが入り混じった“心の経済活動”です。
行動経済学を理解すれば、無駄な「いいね」や時間を削り、自分に合う相手との関係に集中できるようになります。

30代男性こそ、行動経済学を味方につけて、効率よく、かつ納得のいく婚活をしていきましょう。

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